不審者が怖くて眠れない/鍵を変えたのに「寝るな」と止める自分【防犯記録・第4話】

防犯・セキュリティー

※前回第3話の話はこちらから
不法侵入を確信した朝、すぐに警察に通報できなかった理由ー解説編ー

不審者の侵入を確信した日に、まずしたこと

自宅に誰かが入ったと確信したあの日。

あろうことか私は、そのまま仕事に行ってしまいました。

もちろん仕事をしていても、頭の中から恐怖は離れませんでした。
今この瞬間も、誰かが入っているかもしれない。
今夜、また来るかもしれない。

帰宅後、私は真っ先に鍵屋へ向かいました。

本来なら警察が先です。
侵入の証拠が消えてしまう可能性があるからです。

それでも、このまま夜を迎えることはできませんでした。
とにかく、鍵を変えずにはいられなかったのです。

その日のうちに、鍵は新しくなりました。

鍵を変えたのに、眠れない

鍵を変えたから、大丈夫。
そう自分に言い聞かせて、布団に入りました。

かなり疲れていました。
正直、すぐに眠れそうでした。

でも、眠りに落ちよかけた瞬間、
「寝たらだめ」
どこかで、そう止める自分がいるのです。

はっと目が覚める。

鍵は変えたよね。
もう入ってこられないよね。
大丈夫。今日は大丈夫。

そう何度も自分に言い聞かせる。

また眠りかける。
そして、またびくっと目が覚める。

その繰り返しでした。

「わからない」が恐怖をあと押しする

わからないという状態は、本当に厄介です。

どこから入ってきたのかわかれば、塞げる。
誰なのかわかれば、警察に任せられる。
目的がわかれば、対策が立てられる。

でも、何もわかっていない。

だから、どこまで警戒すればいいのかもわからない。
いつ気を緩めていいのかも、わからない。

「わからない」は恐怖をさらに大きくしていくのです。

不審者が怖くて眠れないときに、体に起きること

強い恐怖を感じると、体は無意識に警戒状態に入ります。

眠れそうなのに眠れない。
浅い眠りで何度も目が覚める。
小さな刺激でも、脳が反応してしまう。

これは異常ではなく、
危険から身を守ろうとする自然な働きです。

危険が終わったと確信できない限り、
体は完全に休息モードに戻りません。

終わりが見えない危険は、緊張を長引かせます。

あの夜の恐怖が教えたこと

安全対策をしても、すぐに安心できるとは限りません。
私がしたのは、鍵を変えただけでした。

あの夜、私が向き合っていたのは「恐怖」です。
そして、何もわからないことが、その恐怖をさらに大きくしていました。

だからこそ必要なのは、恐怖を放置しないこと。
そして、「わからない」を減らしていくこと。

・安全対策を重ねる
・異変を記録する
・不審なことがあれば通報する

解決するまで、恐怖が消えることはないのかもしれません。
でも、恐怖のまま立ち止まるかどうかは選べる。

この恐怖から逃げない。
そう思うきっかけになった夜でした。

もし今、不審者が怖くて眠れない人がいるなら、
それは弱さではありません。

体があなたを守ろうとしている反応です。

まずは「怖い」と感じている自分を否定しないこと。
そして、できることを一つずつ増やしていくこと。

それだけでも、恐怖は少しずつ形を変えていくと私は信じています。

※本記事は個人の経験に基づく感想であり、防犯効果には個人差があります。記載の商品・対策を用いても、不法侵入や犯罪被害を完全に防げるものではありません。防犯対策は複数の方法を組み合わせ、必要に応じて警察や専門業者にもご相談ください。

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