
家の中で感じていたあの違和感——
あれは、気のせいではありませんでした。
そして、それを見逃し続けたのは——私自身でした。
誰もいないはずなのに、見られている気がする
くつろいでいるとき、ふと感じる気配。
誰かいる?
・・・周りを見渡しても、誰もいない。
その感覚は、一度ではなく何度も繰り返されていました。
隠れて陰から見られている?
そう思うこともありましたが、証拠はない。
「気のせい」で片づけていました。
音がする。でも確認しなかった
静かな家の中で、ことっと音がする。
生活していれば音はします。 だから最初は気にしませんでした。
でも・・・
また?
明らかに回数が多い気がします。
それでも「ネズミかな?」とか思いながら、確認には行きませんでした。
これも気のせいだと思いたかったのかもしれません。
今さらですが、
誰も入れなくなった現在と比べると、
あの頃は明らかに「突然の音」が多かった。
鍵が開いていた
ある時は、裏口の鍵が開いていました。
締め忘れた?気をつけなきゃ!
でも別の日——かけて出かけたはずの玄関の鍵が開いていました。

さすがに怖くなりました。
息子の野球バットを持って、部屋をひとつずつ確認しました。
クローゼットはもちろん、人が入れそうにないベットの下までも。
でも、誰もいませんでした。
| 「もしかして誰かいる?」と思ったら →「家に誰かいる気がする」と思った時にやってほしい3つのステップ |
疑念は、少しずつ育っていく
証拠はない。でも気になる。
「どこかで合鍵を作られたのでは?」
家を建てるときは、複数の業者が出入りします。
もしかしてあのとき、誰かが作った——?
でも、家を建てたのはずいぶん前の話です。
なぜ今頃になって違和感の頻度が増しているのだろう!?
本当に業者? 誰?
答えは出ませんでした。
でも、「何かがおかしい」という感覚だけは、
静かにそして確かに、積み重なっていきました。
ヒヤリハットの法則:私はその道を歩んでいた
不安な気持ちはあったものの、結局何もしませんでした。
—— あのとき、もう少し早く動いていれば。
違和感をそのままにしなければ。
ヒヤリハットの法則(1:29:300の法則)ってご存じですか?
1件の重大事故の背後には、
29の「ヒヤリ」がある。
そのさらに背後には、300の「なんとなく気になること」がある、
という法則です。
私はこの法則を日頃から意識しています。
なのに——今回は実践できていませんでした。
まさかという気持ちが強すぎて、立ち止まることを忘れていました。
私の場合に当てはめてみます。
300「気になること」
→ 見られている気がする。音がする。 → ✗ 確認しなかった
29「ヒヤリ」
→ 鍵が開いていた。→ ✗ 原因を検証しなかった
1「重大事故」
→ 常習的に不法侵入され、不安と恐怖の日々を過ごすことになってしまった。
結果として、法則通りの道を歩んでいたのです。
違和感は、積み重なっている
違和感は、積み重なっている。
見逃すたびに、次の段階が近くなってくる。
だからこそ—— どんなに小さな違和感でも、
一度立ち止まること。
確認して、何もなければ進めばいいのです。
それだけで、「29」や「1」に進む可能性は大きく下がります。
私はその法則を知っていながら、
300を流し、29を見逃し、1に進んでしまいました。
もし今あなたに、何か気になることがあるなら——
確信がなくてもいいので、
一度立ち止まってみるのもいいかもしれません。
前回第4話は
→不審者が怖くて眠れない/鍵を変えたのに「寝るな」と止める自分
※本記事は個人の経験に基づく感想であり、防犯効果には個人差があります。記載の商品・対策を用いても、不法侵入や犯罪被害を完全に防げるものではありません。防犯対策は複数の方法を組み合わせ、必要に応じて警察や専門業者にもご相談ください。

