家で気配を感じる…違和感は“前から”始まっていた【防犯記録・第5話】

防犯・セキュリティー

家の中で感じていたあの違和感——
あれは、気のせいではありませんでした。

そして、それを見逃し続けたのは——私自身でした。

誰もいないはずなのに、見られている気がする

くつろいでいるとき、ふと感じる気配。

誰かいる?

・・・周りを見渡しても、誰もいない。

その感覚は、一度ではなく何度も繰り返されていました。

隠れて陰から見られている?
そう思うこともありましたが、証拠はない。

「気のせい」で片づけていました。

音がする。でも確認しなかった

静かな家の中で、ことっと音がする。

生活していれば音はします。 だから最初は気にしませんでした。

でも・・・

また?
明らかに回数が多い気がします。

それでも「ネズミかな?」とか思いながら、確認には行きませんでした。

これも気のせいだと思いたかったのかもしれません。

今さらですが、
誰も入れなくなった現在と比べると、
あの頃は明らかに「突然の音」が多かった。

鍵が開いていた

ある時は、裏口の鍵が開いていました。

締め忘れた?気をつけなきゃ!

でも別の日——かけて出かけたはずの玄関の鍵が開いていました。

さすがに怖くなりました。
息子の野球バットを持って、部屋をひとつずつ確認しました。
クローゼットはもちろん、人が入れそうにないベットの下までも。

でも、誰もいませんでした。

「もしかして誰かいる?」と思ったら
「家に誰かいる気がする」と思った時にやってほしい3つのステップ

疑念は、少しずつ育っていく

証拠はない。でも気になる。

「どこかで合鍵を作られたのでは?」

家を建てるときは、複数の業者が出入りします。
もしかしてあのとき、誰かが作った——?

でも、家を建てたのはずいぶん前の話です。
なぜ今頃になって違和感の頻度が増しているのだろう!?

本当に業者? 誰?

答えは出ませんでした。
でも、「何かがおかしい」という感覚だけは、
静かにそして確かに、積み重なっていきました。

ヒヤリハットの法則:私はその道を歩んでいた

不安な気持ちはあったものの、結局何もしませんでした。

—— あのとき、もう少し早く動いていれば。
違和感をそのままにしなければ。

ヒヤリハットの法則(1:29:300の法則)ってご存じですか?

1件の重大事故の背後には、
29の「ヒヤリ」がある。
そのさらに背後には、300の「なんとなく気になること」がある、
という法則です。

私はこの法則を日頃から意識しています。
なのに——今回は実践できていませんでした。

まさかという気持ちが強すぎて、立ち止まることを忘れていました。

私の場合に当てはめてみます。

300「気になること」
→ 見られている気がする。音がする。 → ✗ 確認しなかった

29「ヒヤリ」
→ 鍵が開いていた。→ ✗ 原因を検証しなかった

1「重大事故」
→ 常習的に不法侵入され、不安と恐怖の日々を過ごすことになってしまった。

結果として、法則通りの道を歩んでいたのです。

違和感は、積み重なっている

違和感は、積み重なっている。

見逃すたびに、次の段階が近くなってくる。

だからこそ—— どんなに小さな違和感でも、
一度立ち止まること。

確認して、何もなければ進めばいいのです。
それだけで、「29」や「1」に進む可能性は大きく下がります。

私はその法則を知っていながら、
300を流し、29を見逃し、1に進んでしまいました。

もし今あなたに、何か気になることがあるなら——
確信がなくてもいいので、
一度立ち止まってみるのもいいかもしれません。

前回第4話は
不審者が怖くて眠れない/鍵を変えたのに「寝るな」と止める自分

※本記事は個人の経験に基づく感想であり、防犯効果には個人差があります。記載の商品・対策を用いても、不法侵入や犯罪被害を完全に防げるものではありません。防犯対策は複数の方法を組み合わせ、必要に応じて警察や専門業者にもご相談ください。

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