不法侵入を確信した朝、すぐに警察に通報できなかった【防犯記録・第2話】

防犯・セキュリティー

※この出来事のはじまりは、第1話に書いています。
「誰か家にいる気がする」と思った時にやってほしい3つのステップ

不法侵入を確信したあの朝の私は、
「通報すべき案件だ」と思っていました。

それでも、すぐに110番するという行動が取れませんでした。

判断を誤ったというより、
その場で最適な行動を組み立てられなかった、
という感覚の方が近いと思います。

一週間前にあった、小さな違和感

不法侵入を確信した朝より、
一週間ほど前のことです。

リビングに置いていた物が、
自分の記憶とは少し違う場所にありました。

留守中にだれか入った?
まさか!?

日常の中で物を動かすことはあります。
だから最初は、
「自分で動かしたのかもしれない」
とも思いました。

ただ、
それを動かした記憶は、
何か月も前のことでした。

戻し忘れていたのだろうか。
そう考えながら、
小さな違和感は残っていたものの、
私はその物を元の位置に戻しました。

その後しばらく、
特に変わったことはなく、
私はその出来事を少しずつ忘れていきました。

ある朝、確信に変わった

ある朝。
二階に置いていた物を見て、
思わず立ち止まりました。

それは、
自分の生活の流れでは説明できない、
人の手が入ったとしか思えない動かし方でした。

その夜は私一人・・・この時、私ははっきりと
「誰かが家に入った!」
と確信しました。

同時に、
一週間前の違和感も思い出しました。
あの時も、すでに侵入されていたのではないか。

そう考えると、
強い恐怖を感じました。

通報案件だとは思っていた

これは通報すべき出来事だ、
という認識もありました。

それでも、
すぐに110番をするという行動には至りませんでした。

理由はいくつかあります。

  • 犯人はすでにいなかった
  • 現行犯ではない
  • 仕事があり、すぐ家を出る必要があった
  • どこに、どの順で連絡すべきか整理できなかった

「警察に通報しなければ」
という意識はありました。

ただ、
110番という具体的な行動が、
その場では浮かばなかった
というのが正直なところです。

その日の私の選択

私は一旦、仕事へ行きました。

帰宅すると、
また別の物が動いているような気がしました。

朝と違う気がする。
この時は確信までは持てませんでしたが、
不安は消えませんでした。

仕事から帰宅後、
すぐに玄関と裏口の鍵を変えました。

そして、
私は最寄りの交番に通報しました。

交番の方が家に来て、
状況を確認し、
パトロールを強化してもらえることになりました。

ただ、物が動いたという状況だけでは、捜査には至りませんでした。
私の場合は確信でしたが、勘違いによる通報も少なくないと聞いたことがあります。

その日から、
私は恐怖で眠れない日々を過ごすことになります。

今、振り返って思うこと

今になって思えば、
あの朝の時点で110番をして、
状況を説明するという選択肢も
あったのかもしれません。

ただ、
その場にいた私は、
経験のない出来事に直面し、
冷静に行動を設計できる状態ではありませんでした。

同じ状況に置かれたら、
似た行動を取る人は、
決して少なくないのではないか。

そんなふうにも感じています。

この話を書いた理由

この出来事を通して感じたのは、

不法侵入という、
日常の中では想像できない出来事が、
実際に起こると、
「すぐに、正解の行動が取れる」とは
限らない、ということです。

怖さと現実的な事情が重なると、
人は簡単に立ち止まってしまいます。

この話が、
同じように迷っている人にとって、
「自分だけではない」と感じてもらい、
少しでも気持ちを整理するきっかけになればと、この話を書きました。

通報することは決めていました。
けれど、あまりに予想外の出来事に混乱し、適切な行動ができませんでした。

次回第3話はこちら
不法侵入を確信した朝、すぐに警察に通報できなかった理由 ー解説編ー

ちょこ
ちょこ

第3話では、この朝の自分はどうすればよかったのか、振り返ってみようと思います。

※本記事は個人の経験に基づく感想であり、防犯効果には個人差があります。記載の商品・対策を用いても、不法侵入や犯罪被害を完全に防げるものではありません。防犯対策は複数の方法を組み合わせ、必要に応じて警察や専門業者にもご相談ください。

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